大阪クラシック

     
  今年で9年目を迎える「大阪クラシック」。
もうそんなに長くやってるんだなぁと言うのが正直な感想です。
「大阪クラシック」のおかげで気軽にクラシックに触れられる機会が増えたのではないかと感じます。

私の勤め先が大阪市内ではないだけに、レイトショーであっても平日の公演は時間的に難しい状況だったのですが、今年はたまたま期間中に大阪での仕事があったために時間のやりくりをして、阪急百貨店祝祭広場での公演と三井住友銀行大阪本店での公演を聴くことができました。

この公演を選んだのには少し理由があって、どちらの会場もそうなのですが『ここで音を鳴らすとどんな風に響くのだろうか?』という興味があったからなのです。
もちろん会場だけではなくて、演奏も聴きたかったんですよ。
特に昼間の祝祭広場の公演には岸里一丁目打楽器団が出演されていましたから。

さてどんな音がしたのかということですが、大阪の方はご存知の方も多いかとは思いますが、三井住友銀行大阪本店は石造りの古い建物。現在(2014年9月10日)外観は改修工事のために工事用テントで覆われてはいますが、歴史的建造物の一つとしても価値のある建物です。演奏会場となったのは石造りの建物の中のロビーでした。
さほど高さはありませんが周りはすべて石の壁で、教会をぐっと小さくしたような空間でしょうか。
その空間で弦4本(バイオリン3、コントラバス1)でしたが非常にいい響きに聞こえました。
特にコントラバスの音色がすごく響いていたのが印象に残ります。
コントラバスだけは楽器が床(もちろん石張り)に接地していますから、余計に響いたのかもしれません。
いい具合にお腹に響いてきました。

祝祭広場については3フロア程度の吹き抜けで、床面積も百貨店の催事が行えるスペースがありますから、結構な容積になります。
あの空間を生音で鳴らそうとするとなかなか苦労しそうな場所なように感じました。

しかしながら「大阪クラシック」のコンセプトである『音楽を身近に』、『気軽に聴けるクラシック』というのはすごく溢れていたように感じましたし、各会場の聴衆の多さが『ちょっと聴いていってみようか』という人々の意識の表れでないかとも感じました。
もちろん楽しみにしておられるファンの方もいらっしゃるわけで、私の聴いた三井住友銀行大阪本店の公演では、一番乗りの方は開演2時間前に並ばれたそうです。

「継続は力なり」でしょうか、音楽が大阪に少しづつ根付いてきているように感じる「大阪クラシック」でした。

 
     
このページのトップへ