ヴァンデルロースト 公開セミナー

     
  11月20日 関西学生吹奏楽連盟創立50周年記念事業として開催された、ヴァンデルロースト氏の公開セミナーに参加してきました。

きっとたくさんの参加者なんだろうなぁと覚悟して行ったのですが、意外と参加人数が少なく逆にびっくりしてしまいました。
でも人数が少ない分間近で熱っぽく語るヴァンデルロースト氏を見れたのは良かったかなと思います。

セミナーはアルセナール、マーキュリー、カンタベリーコラール、モンタニャールの詩の4曲を題材に、OHPでスコアを見ながらCDを聴きながらの解説や、ホワイトボード、キーボードを使っての解説まで。
身振り手振りを駆使しながらのお話でした。

まずはアルセナール、マーキュリーの2曲のマーチの比較。
この2曲はどちらもin C で記譜すると♭3つの曲なのですがアルセナールはEs dur、マーキュリーはC moll。
と言うところから始まって、アルセナールのスネアは弱拍がないという話や、トリオの部分は4度の上昇音階になっているんだという細かな話。

ヨーロッパでは盛んである金管バンドとウィンド・バンド(日本で言う吹奏楽)、ファンファーレ・バンドの3種類の編成の話。
そしてヴァンデルロースト氏が作曲する際に常に気にとめておられることなど多岐にわたりました。

この2曲を使った話だけで1時間以上話しっぱなし。
約5分だけブレイクを入れてモンタニャールの詩の話をし始めたところで残り30分しかありません。

モンタニャールの詩についての話では、そのモチーフとなるメロディーが人の名前に由来するものなのだというエピソードから幅を広げて話をされました。

モンタニャールの詩はあるバンドの委嘱作品なのですが、委嘱先のバンドの指揮者の名前が『BLANCHOD』。
その綴りにある『B(B♭)』、『A』、『C』、『H』、『D』を音名表記に読み替え、そのまま順番に並べてモチーフにしたとのこと。
その一番よくわかる例は楽曲の一番最後のフレーズ。
楽譜をお持ちの方は一度ご覧あれ。
曲中にはこの順番を逆から並べているところもあるので、これも調べてみると面白いですよ。

というわけで2時間という時間が経つことのなんと早かったことか。
ヴァンデルロースト氏曰く、時間があればいくらでも話せる。
聴いてるこちらもいくらでも聴いていたい。
こんなに良いセミナーにはなかなか巡り合わないもんなんですけどね。

セミナー終了後は参加者全員での記念撮影、そしてサイン会でした。
CDのジャケットにしてもらったサインは大切な宝物になりました。
 
     
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