聴く人の心に響く音楽を!!

     
  このコラムを書くようになって1年が経ちました。
最初に書いたコラムの題材が現役演奏会。
そして今日あれから1年が経ち、再び現役演奏会を題材に書かせてもらおうと思います。

3月に東日本大震災があり、私はどうしても16年前の阪神淡路大震災を重ね合わせてしまいます。
今年の現役生は阪神淡路大震災と相前後して生まれた生徒達です。
現役生がそのことを意識しているかどうかわわかりませんが、今年ほど市岡のテーマである
  聴く人の心に響く音楽を!!
の重みを感じながら、リハーサルからお客様のお見送りまでを見させてもらったことはなかったように思います。

現役演奏会は企画、構成、運営全てを現役生が行います。
当日のホールマネジメントや裏方など出演者(現役生)ではできない部分のみをOB・OGが手助けしています。
2部のリハーサルのでもダメだししているのは現役生で、潮見先生、釋水(ときみ)先生が指摘されることは数少ないように感じました。 
自分たちが中心になって演奏会を成功させるんだとの想いのひとつの現れなのだと感じます。

もちろん高校生が考え実行していくところのはおのずと限界点があり、場数を踏んでいる私達おっちゃん連中から見ると、「次の改善点は○○やなぁ」などと思ってしまうのですが、完成されたものでないからこその良さっていうのもあるのかなと思います。

ひたむきな努力と一生懸命に表現し聴衆に伝えようとする気持ち。
未熟な点があったけれど、それを超える何かが昨日の演奏会にはあったと私個人は思っています。
その現れが2部のミュージカルでのカーテンコールではなかったか。
鳴りやまない拍手。
深々と礼をし続けながら舞台上の彼らは何を感じたのか。
黙々と大道具仕事をこなしていた1年生は、舞台袖であの拍手をどう感じていたのか。

演奏会の最後にオール市岡で演奏した奇跡のつぼみ。
客席最後方にいた私のところにまで、躍動する力が伝わってきました。
そして何よりもこの曲がもつ「無限の可能性を秘めた高校生」という意味が、何かと沈みがちである今の世の中に力強い一歩を踏み出そうとしている、いや、踏み出した演奏であったように思います。

今年もまたパワーをもらいました。
 
     
このページのトップへ