吹奏楽と合唱

     
 

吹奏楽曲に合唱が加わるというのは『管弦楽+合唱』と比較して少ないと感じているのは私だけでしょうか?
そもそも『吹奏楽+合唱』という発想をすることが近年になってからかもしれません。
私はあるきっかけから合唱関係者の方々とお付き合いさせていただくようになり15年ほどになるでしょうか。 一時期は運営のお手伝いもさせていただき、少しですが合唱の事を知っているつもりです。
そんなわけで以前から私は吹奏楽に合唱がもっと加わってもいいのではないかと感じています。


もちろん現在出版されている吹奏楽作品に合唱が加わっている作品がないわけではありません。『絵のない絵本』(樽屋雅徳)などが代表的でしょうか。 しかしこの曲も吹き手の中から合唱メンバーをチョイスして演奏しており、別に合唱団を単独編成して演奏することはないようです。

私はもっと吹奏楽と合唱がコラボレートしてもいいように思うのです。
管弦楽にベートーベンの第九やモーツアルトやベルディのレクイエムなどなど枚挙にいとまがないように、吹奏楽にもあってもいいと思うのですがいかがでしょうか?

と、思っていて一度コラムに書こうと下書きをしていたところにこんなCDが発売されたとの情報が・・・。

『佐渡裕 ブラス&コーラス』  演奏:シエナ・ウィンド・オーケストラ、晋友会合唱団

完璧に衝動買いしてしまいました。
今このコラムもこのCDを聴きながら書いているのですが、結構あうものです。
吹奏楽で頻繁に演奏される管弦楽曲、それに定番合唱曲、学校の音楽の授業で歌われる合唱曲、果てはブラスの定番アフリカン・シンフォニーまで。

このCDのライナーノートで書かれていたことに納得してしまいました。
学校で合唱部と吹奏楽部が隣り合わせで練習していることは多いはず。
同じ地域で一般の吹奏楽団と合唱団が活動している場所もきっとある。
これまでなぜ「一緒にしよう」としなかったのか?
学校行事などで吹奏楽部の伴奏による合唱部の歌唱なんてのはいっぱいあっただろうに・・・。

実はこのCD発売の情報を知ったのは合唱界からの情報なのです。
全日本合唱連盟の機関誌『ハーモニー』2011年春号の関西支部ページの「とっときの話」及び「CD・DVD新譜紹介」ページで日下部吉彦氏(音楽評論家、合唱指揮者)が紹介されているのを見て知った次第。
この『ハーモニー』という機関誌は全日本合唱連盟加盟の約5200超の団体で購読されています。
隅から隅まで読む方も少ないとは思いますが、これまで違う世界と思っていた吹奏楽の世界と合唱がコラボできるんだとわかった合唱関係者も少なからずいるでしょう。

ひょっとしたら近いうちに『吹奏楽+合唱』のコンサートが身近で開催されるかもしれませんよ。
そしてあなた自身がその舞台に立っているかも知れませんね。


<参考>
佐渡裕 ブラス&コーラス

指揮:佐渡 裕
演奏:シエナ・ウィンド・オーケストラ、晋友会合唱団(合唱指揮:清水敬一)
発売元:エイベックス AVCL−25718
このCDで演奏された曲のの一部については
ウィンズスコア(http://www.winds-score.com/)から楽譜が発売されています。
合唱譜についてもウィンズスコアのホームページに情報が掲載されています。

 
     
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